ブラックペッパー

ブラックペッパーは、よく使うスパイスのひと
つです。

ブラックペッパーに含まれる成分のピペリンは
消化を助け、胃酸の分泌を促進、消化酵素の働
きを高めることで、食べ物の消化をサポートし
てくれます。ブラックペッパーを摂取すること
で、胃腸の働きが改善され、消化不良や膨満感
を軽減することが期待できます。

また、血流の改善や血圧を安定させる効果があ
るとされ、冷え性の改善にも。

免疫力を高めるにも期待でき、この寒い時期の
気をつけたい風邪やインフルエンザなどの予防
にも役立てたい食材のひとつです。

どんなお料理にも合うブラックペッパー。ミル
で引いた引き立ての香りとアクセントになるお
いしさで一層、食欲もアップ。

この時期、身体が温まるスパイスやハーブを使
っての献立がぐっと増えそうです。

ブラックペッパー

ブラックペッパーは、熟す前のコショウの果実を摘みとり、天日乾燥させたものです。野性的でさわやかな香りと、ピリッとした強い辛みが特徴です。中世ヨーロッパで、防腐剤や臭みけしに利用されるようになったコショウは、遠くインドから長い年月と労力をかけて運ばれていたため、ヨーロッパに到着するころには大変な貴重品でした。一握りのコショウの価値は牛一頭分に相当するほどでした。このため、当時は金銀財宝用の精密なはかりを使って一粒ずつ量り売りされ、貴族の家では純金製の壺に入れられていたそうです。

引用元：ハーブとスパイスの図鑑　株式会社マイナビ出版