乃東生 なつかれくさしょうず

12月下旬の冬至(とうじ)のころ、
七十二候の次候では
「乃東生」(なつかれくさしょうず)

時期は、おおよそ12月21日~12月25日ごろ。
うつぼぐさは紫色の花をつける雑草。
夏になると枯れてしまうことから
夏枯草(かこそう)という別名
でもあります。

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すっかり寒くなった時期ですが、
うつぼぐさが芽を出し始めるころ。
寒いけれど自然の中では、
あたたかくなる時期への準備が
始まっているようです。

[ウツボグサ]

四角形の茎に先のとがった長楕円形の葉が対生し、茎の先に花穂(かすい)をつけます。花は唇形花で下から順に咲いていきます。円柱状の太い花穂の形が矢を入れておく筒形の靭(うつぼ)に似ているのが名の由来です。また、花が終わると花穂が褐色になり、真夏に枯れたように見えるので、夏枯草(かこそう)の別名もあります。茎が黒く枯れても花の穂は立ったままです。

生息地:山地の草地、丘陵、道ばた

別名:かこそう

分類:シソ科 ウツボグサ属 多年草

花期:6~8月

花色:紫色

引用元:野草・雑草の辞典532種 株式会社西東社
うつぼぐさ