小満、べにばなの花



二十四節気での小満(しょうまん)、
2023年の小満は5月21日(日曜日)

気温も過ごしやすい季節、このころは紅花の花の咲くころ。
紅花はベニバナのとおり、濃い黄色の花を咲かせます。葉には少しトゲがあり、この花を摘み紅の原料とされてきました。
中でも山形県は紅花の生産量も多く、県花にもなっています。 山形県山形市にある「紅花の歴史文化館」では、訪れる時期が合えば紅花の花が敷地内に咲き、その他に館内では、紅花から紅を抽出することや古来からの歴史をみることができ、ぜひ立ち寄りたいところです。

七十二候では
「蚕起食桑」(かいこおきてくわをはむ)
「紅花栄」(べにばなさく)
「麦秋至」(むぎのときいたる)

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ベニバナ

ベニバナ(紅花)

分類はキク科カルタムス属、原産地は地中海沿岸、西アジア。

アザミに似た黄色い球状の花を咲かせます。和名を「未摘花(スエツムハナ)」といい、源氏物語に登場する姫の名はこの花が由来。古来より紅の原料として用いられてきました。黄色い花は退色するにつれて徐々に赤くなっていくのですが最近では色が変わらない品種も。