閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

冬の風景のひとつ「雪吊り」

12月上旬の大雪(たいせつ)のころ、
七十二候の初候では
「熊蟄穴」(くまあなにこもる)

時期はおおよそ12月7日~12月10日ごろ。
雪の降る日の空は、どんよりとした
重たい空の色です。

本格的な雪のシーズンに入り、
各地で木々を雪から守る
「雪吊り(ゆきつり)」の作業が
おこなわれています。

大雪、冬景色へ
二十四節気での大雪(たいせつ)、2023年は12月7日(木曜日)12月になると眺める山々の風景もすっかり冬景色になってきます。大雪の文字どおり、寒さが大きく感じられます。寒さの厳しい時期...
日本三大庭園のひとつでもある
兼六園(けんろくえん)。
毎年、石川県金沢市の兼六園も
雪吊りの作業がおこなわれ、
季節のニュースになるほど
有名な作業です。

兼六園によると、
園内でも一番の枝ぶりをほこる
「唐崎松(からさきまつ)」は
5本の芯柱に総数約800本もの
縄で枝を吊るほか、園内では
約700ヵ所以上の雪吊りの作業が
12月中旬まで行われるまるす。

日本三大庭園、梅の咲くころ
寒く厳しい冬から春へと少しずつ移っていく時期。まだまだ寒さはありながらも、うぐいすの声を聞けば気分はすっかり春。山や林や平地でも見かける事ができ、春先には木に花の咲いた枝にとまり美しい鳴き声を聞かせてくれます。


冬の風景のひとつ、雪吊り