芒種、梅ぼしづくりの季節



二十四節気での芒種(ぼうしゅ)、
2023年の芒種は6月6日(火曜日)

梅の実も青梅から少しづつ色づき収穫のころ。
6月〜7月ごろは、梅干しづくりやらっきょう、ショウガなど季節の仕事で忙しい時期。今年は何を作ろうかと思うのも楽しい時間です。

七十二候では
「螳螂生」(かまきりしょうず)
「腐草為蛍」(くされたるくさほたるとなる)
「梅子黄」(うめのみきばむ)

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クエン酸で疲労回復

梅の独特のすっぱさはクエン酸やリンゴ酸によるもの。酸味は胃液の分泌を促すので、食用増進につながります。また、クエン酸は疲労物質の乳酸の生成を抑える働きにより、疲労回復の効果が期待されます。未熟な梅にはアミグダリンという成分が含まれ、中毒を起こす危険がありますが、梅干しや梅酒などに加工するとベンズアルデヒドに変わるので心配はいりません。ベンズアルデヒドは、食中毒の予防にも役立ちます。お弁当に梅干しを入れるのはこのためです。また梅干しや梅漬けに加工するとビタミン類は減りますが、カリウムやマグネシウム、ナトリウムなどは増えます。

引用元:食材辞典 株式会社学研プラス