桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ

7月下旬の大暑(たいしょ)のころ、
七十二候の初候では
「桐始結花」(きりはじめてはなをむすぶ)

時期は、おおよそ7月22日~7月26日ごろ、
桐の木は花をたくさんつけ、咲き始めます。

桐は、20年も経つと直径30~40センチの幹に
なる成長の早い木です。
木材としては木目のきれいな白い色をし、
よく高級なものが入ったものや例えにも
「桐箱」ができきます。年代物の骨とう品など
入っているのも桐の箱、他にはウニや
さくらんぼなど、高価なもを入れる時に
使われています。

特に、桐箪笥(きりたんす)は代表的に
知られている伝統工芸品です。
湿度調整が良く、火にも強い桐、年代を経て
古くなっても、表を削るとまた新品の様に。
また他にも桐を使う桐下駄や琴も代表的。

桐の花は薄い紫色。福島方面へ車で向かう途中、
大きな木に花が沢山咲いた風景をみました。
福島県の「会津桐」は歴史もあり有名、
国内トップの桐の生産量です。

鼻緒の色も映える桐の下駄

桐の木目