ぶどうの皮の表面に粉、鮮度がよい証拠
おいしい「ぶどう」の季節。
それそれのぶどう園では、ぶどう狩りも始まり、いよいよシーズンです。
時期によってぶどうの品種も段々と変わり、9月中旬や10月まで楽しめるぶどう。
ぶどう狩りに行けば、
ワイナリーで見学やワインの試飲したりと、ぶどうの他にも楽しいことが色々です。
気温も少しづつ涼しくなります。
ぶどうが沢山実った景色を眺めながらのきれいな空気、いっぱいに吸い込んだ気分は最高です。
皮も食べられる、種なし、大きいの、小さいの、などなど。
あれこれと食べくらべてみたいぶどうの季節です。
ブドウ糖が素早くエネルギーに変わる
[ぶどう]
[ブドウ糖が素早くエネルギーに変わる] ぶどうは世界で最も生産量が多い果物です。そのうち約8割がワイン用の品種ですが、日本国内ではワイン用は少なく、生食用が約8割を占めています。品種によっては、皮の色や粒の大きさに差があります。生食用のぶどうでは、濃い紫色の皮をした巨峰や、薄い黄緑色の皮のマスカットが有名です。栄養成分で特におおいのが、ブドウ糖と果糖。吸収しやすく、すぐエネルギーになるため疲労回復に役立ちます。ブドウ糖は脳の唯一の栄養素で、集中力を高めたい時にも効果的です。皮や種には、赤い色素のアントシアニンや、苦みや渋み成分のカテキン、タンニンなど抗酸化作用のあるポリフェノールが多く、細胞の酸化を抑え、動脈硬化や老化防止に働きます。アントシアニンは、パソコンなどを長時間見ることによる眼精疲労を軽減する効果があると言われています。なお、ぶどうの皮の表面に粉が付着していますが、これはブルーム(果紛)といって、表面を保護する役割があります。鮮度がよい証拠です。
引用元:食材辞典 株式会社学研プラス