立夏



二十四節気での立夏(りっか)、
2023年の立夏は5月6日(土曜日)

5月連休のころになると、お天気の良い日には各地で初夏の気配を感じられる日もある様になってきます。

青い空に泳ぐこいのぼりをはじめ、いろいろな花々があちこちで咲き、歩いていても車窓からでも気持ちの晴れやかな光景が見られる時期。

七十二候では
「蛙始鳴」(かえるはじめてなく)
「蚯蚓出」(みみずいずる)
「竹笋生」(たけのこしょうず)

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矢車草

たけのこの原産地は中国。日本でも古くから親しまれ江戸時代から広く食べられるようになりまいた。春、竹の地下茎が地上に出た部分を食用とし、その大半が孟宗竹で、単にタケノコといえばえぐみが少なく、肉厚で柔らかい孟宗竹をさすことが多いです。他にマダケ、ハチク、ネマガリタケなども利用されます。穂先が地上に頭を出すと柔らかさや香りが薄れ、えぐみが出るため、土をもりあげたぐらいで収穫られ、「朝掘ったら、その日のうちに食べろ」と言うほど鮮度が大切。切り口にでる白い粉はチロシンという成分でアミノ酸の一種。脳を活性化させる成分として注目されています。その他にも、食物繊維が豊富、旨味のもととなるアスパラギン酸やグルタミン酸などもふくまれます。

引用元:食の教科書 枻出版社