款冬華 ふきのはなさく

1月下旬の大寒(だいかん)のころ、
七十二候の初候では
「款冬華(ふきのはなさく)」

時期は、おおよそ1月20日~1月24日ごろ。
ふきのとうは寒い冬に小さな花を咲かせ、
春の始まりを教えてくれます。

良く知られるふきの花芽が「ふきのとう」。
冬に黄色い花芽をつけるので冬黄(ふき)
という説があるそうです。

ふきはキク科フキ属の多年草で、葉より早く
花径がのび頭花をつけたものがふきのとうす。

そろそろ店頭でも見かけるようになる頃、
天ぷらやふき味噌のほか、春の風味、
ぜひ味わいたいです。

ふきのとう
ふきのとう

ふき・ふきのとう

地下茎を伸ばしてふえます。地上には葉と花茎(かけい)だけを出しますが、葉に先駆けて花茎が伸びて頭花(とうか)をつけます。これが山菜として親しまれているフキノトウで、淡緑色の苞(ほう)に包まれています。雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄花は黄白色、雌花は白い花を咲かせます。花後に出る葉は大きな腎円形で多肉質の長い葉柄があり、食用にされます。

分類:キク科/フキ属/多年草

引用元:野草・雑草の辞典 西東社