和のハーブ しその香り


香味野菜の「しそ」。この季節、特にさっぱりとしたメニューに何かと便利に使う食材です。
しその香りや味、暑くてぐったりした時や食欲がない時なども、しその風味で箸がすすみます。

また、梅干しづくりでもしそ(赤紫蘇)を使います。梅干しづくりが始じまるのは、暦の芒種(ぼうしゅ)の頃。そしてその梅も今は数週間が過ぎ、白梅酢(しろうめず)がたっぷりと上がってきました。赤梅干しにするには、そろそろ赤紫蘇の入れるころです。
あとは梅雨明けを待ち、漬けた梅を干す「土用ぼし」。梅干しの出来上がりが待ち遠しいです。

アロマでは、しその葉や茎から抽出された精油があります。アロマでは葉の赤いチリメンンジソが使われますが、とても身近に感じるすっきりとした香り、さわやかな気分になります。

ハーブでも和のハーブとして使われ、しそ茶などがあります。

しその香りで食欲増進

[しそ]

しそには、青じそ、赤じそ、穂じそなどの種類がありますが、特に料理に使われるのは青じそ。きざんで薬味として使うほか、天ぷらなどにして食べます。独特の香りのもとはベリラアルデヒドという成分で、抗酸化作用があり、老化防止におすすめでし。刻むと香りが立ち、効果もアップ。防腐作用もあり、刺身などによく添えられているのは、このためです。同じく抗酸化作用のあるβカロテンも多く、細胞の酸化を防いで美肌づくりやアンチエイジングに役立ちます。そのほか、脂質の代謝を促すビタミンB2やビタミンG、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富です。

引用元:食材辞典 株式会社学研プラス
しそ(大葉)